塗装には外観を美しくするだけでなく建物を保護するという大切な役割があります。
塗装の目的としまして、外壁や屋根の痛みの原因となる「防水効果」を蘇らせ、家の老化を未然に防ぐ「防水」。
低下した強度を回復し、雨風に強い家にするという「補強」。
住まいを美しく彩るといった「外観」。
主に3つの目的を果たす為、「塗装」は大切な役目を果たしています。
「建具工事」とは工作物に木製又は金属製の建具等を取り付ける工事のことです。
金属製建具には、スチール製のドア、アルミサッシ、ガラス、網戸などがあります。室内用には木製建具の室内扉、襖(ふすま)や障子などがあります。
「建具工事」は仕上げ工事のひとつで、通常、内装工事の後に行われます。建具が取り付けられることにより、更に住まいらしくなり、家ができたという実感がでてきます。建具には様々な種類があり、取り付ける建具によって、家の雰囲気も随分と違ってきます。用途も“防犯性”“断熱性”“防音性”を重視したものと様々です。用途・費用などを考慮し最適なものを選ぶようにしましょう。
庭やカーポート・門扉・フェンスなどは、
住まいの外観に大きなイメージや影響を与えるとともに住み心地を大きく左右します。
サビや腐食に強く、耐久性に優れている特性があるアルミニウムは、門扉やフェンスの素材として現在最も多く使われています。形成方法の違いで、「形材」と「鋳物」の2種類の分けられます。軽量で比較的安価なアルミ材が一般的。直線を生かしたシンプルなデザインが中心ですが、高級感を出している製品も豊富です。
アルミ鋳物は形材より重量感があり、曲線を形成することが可能なのでデザイン性豊かな高級感のある製品が多く作られています。中には枠を形で、中央パネル部分に鋳物を用いて装飾を施した複合タイプの製品も。価格は形材に比べてやや高価ですが、門まわりに豪華さや個性を出したい場合に多く採用されます。
天然木を素材にした製品。ナチュラルな質感やあたたかな肌触りが好まれ、軽量で強く、加工しやすいなど利点を備えています。半面、腐りやすく虫や菌に侵されやすい欠点も。これを防ぐために、あらかじめ防腐処理を施して耐食性を高めた製品も。施工後は、塗装が退色するため、数年おきに再塗装することが望ましいです。
アルミと木を用いた複合タイプの製品。木のもつ自然の美しさとアルミの強度など、双方の良いところをミックスしたものが多いです。各社から出ていますが、価格はやや高めです。
外装材は住まいの印象を決める大切な素材。バランスに配慮して全体の調和もはかりたい。
窯業系・金属系・木質系があります。窯業系はセメントなどを主原料に、繊維質の木片や無機物を混ぜて強化、プレス形成したもの。銅縁など釘や金属で留め付けるなど施工が簡単で品質も均一。耐熱性・耐火性・耐水性などに優れています。金属系は軽量で施工しやすく、木質系は自然の風合いが魅力です。
セメントと砂を混ぜて水で練ったモルタル下地に、樹脂系の素材や漆喰、珪藻土などを塗装する方法。塗る素材や仕上げ方によって色々な表情が生まれます。樹脂素材の吹き付けは最も一般的で、安価に施工できる。職人の手仕事による漆喰や珪藻土を使った塗り壁の独特な味わいも人気。
粘土を主原料に各種鉱物を混ぜて成形し、高温で焼き上げます。基本的に耐候性、耐久性、耐火性に優れています。
湿式工法と軟式工法があり、後者はボードの凸部にタイルを引っ掛ける方法。施工が容易で剥離や落下の心配がありません。
セメント・水・砂・砂利などの骨材を調合して練り混ぜたもの。セメントと水の化学反応によって軟化体となる。耐火・耐久性に優れている。シャープな曲線、複雑な彫刻的造形まで自由なデザインが可能。
ALCは、珪石、セメント、生石灰など主原料に鉄筋を組んだ型枠に注入して高温高圧の養生釜でつくる軽量気泡コンクリートです。多孔質で断熱性が高く、重さはコンクリートの約4分の1。無機質で耐火性にも富んでいます。
柱やはりなどの躯体にかかる負担が少ないので、地震時の建物への影響を最小限におさえることができます。
防水性能の高い嵌合形状を採用。優れた防水性を発揮します。万が一壁内に水が浸入しても、雨返しのついた役割の効果で素早く排出します。経年劣化によるひび割れの心配もありません。
モルタルやコンクリートなどを下地として、タイルを貼ります。接着工法や引っ掛け工法があります。
Danサイディングに充てんされている硬質発泡ポリウレタンは「夏に涼しく冬に暖かい」優れた断熱性能を持っています。
ただ衝撃に弱く、吸水性が大きいので、防水性の仕上げが必要となります。
表面材(銅板またはアルミ板)と、裏面材(アルミラミネート加工クラフト紙)の間に硬質 発泡ポリウレタンをはさみこんだサンドイッチ構造は、断熱効果だけなく優れた防音効果を発揮します。
木造住宅で一般的に使用され、充填断熱工法に多く使われる。
セルロースファイバーは現場発泡の吹き付けに用いられている。
ボード状で床下断熱に使う。外張り断熱材としても多用。
手間と時間を省くため家事ラク設備は進化する
かつて食器洗浄はご飯粒など
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リサイクルの観点では新聞古紙から生産される断熱材が話題となり、また屋上緑化など、都心でも気軽にグリ-ンを取り入れる二-ズが高まりつつあります。住まいも様々な形でエコを取り入れる時代になりました。